【 価値の正体 編 】 ( 価値論 根幹部a ) 価値と唯心思想 あなたの話は、唯心論の一種ですか? ちょっと違いますが、唯物論か? 唯心論か? と言われれば、どちらかと言えば、唯心論的です(笑) インド大乗仏教の2大教派の1つ唯識派は 瑜伽(ゆが・ヨガ)の実践を重んじたことから 瑜伽行派ともいいます この唯識派は 【 事物の全ては心の本体である識によって仮にあらわれた存在であり ただ識のみがある 】という極端な 唯心論の立場をとります なんでこんなわけの分からない考えになったのか? を考察すると 西洋哲学(現象主義や現象学)のような 「客観」に対すして実在性を疑う というのとは、別の理由が考えられます 仏教では、"一水四見(いっすいしけん)" といって、同一の水を、餓鬼は火と見 人は水と見、天人(神)は甘露と見、魚は住処と見る 同じものでも見る人の境涯によって 異なる見方をすると教えています これは、境涯(心)によって 見る世界に違いがあるということです つまり、そもそも仏教とは どちらかと言えば、唯心論的ですし なぜ、仏教がそうであるのかと言えば 価値が、そもそもが唯心論的ではあるからです 価値に関係性は関係ないのか? 真理となにか? (ひとつ戻る) |
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