【 価値の正体 編 】 ( 価値論 根幹部a ) 価値に関係性は関係ないのか? 価値に話を戻します では、価値に関係性は関係ないのでしょうか? これがあるのです 結論をいいますと 環境と一体の自分 仏教的にいうと依正不二(えしょうふに)の自分が 対象に一方的に評価を与えるのが価値判断なのです 価値というのは前提に 「欲」があることで 一方的な判断がなされるということなのですが その「欲」は、自分と自分の置かれた環境(状況・状態)の 「関係性」によって生じているのです つまり、ラーメンを目にして 必ずしも食欲が湧く=価値が生じるというのではなくて 前提に食欲があって、ラーメンが食べたい対象になるのです 朝飯を食べそこなった人にとっては、ラーメンに価値がありますが お腹がいっぱいな人には価値がない というように価値自体は相対主義的なものであり その価値は、主体と客体との関係性ではなく 自己と自己が置かれた環境(状況・状態) との関係性から生じるものなのです 価値は独立的に生じている? 価値と唯心思想 (ひとつ戻る) |
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